日付が変わり
1時になった頃
突然スマホが鳴り響き
びくりと目が覚め
出たら
「おなかすいたー
何か持ってきてー」と
母の声が…
はい⁈今真夜中ですが⁈
久しぶりにお腹が空いたとの事
何か食べたい持ってきてと
いやいや、私そこ（施設）に
居ないからといえば
あれ？一緒に住んでるじゃ…とか
ボケた発言をしてきて
説明していく内に
頭がクリアになったのか
あー一緒に住んでなかったかと
理解した途端電話は切れた
唖然としたが
まぁいいかと
寝直した1時間後にまたスマホが
またかい⁈と出ようとしたら
切れ…かけ直す気も起きず寝た
が、また3度目…
出たら
朝で良いから
仙台にいる従姉妹と一緒に
2人でトイレに連れて行ってと
言い出した…
これまたボケている。
まぁおそらく病気で酸素不足もあり
色々ごちゃごちゃになってるのだと
理解はできるが…
また説明していく内に
元に戻り…切れた電話が。
もーいい加減に
疲れたし
眠たいので
何かあったらと
サイレントにしてなかったが
オンにして寝たよ
朝スマホを見たが
あれから電話はなく
ホッとした。
今日は最初から
サイレントにして
寝よう…
ただ、
こうやって段々と
意識がごちゃごちゃに
なっていくんだろうなぁと
ゾッとして
少しせつなくなった。
母も好きで
そうなってるのではない、
のだから…
まぁ、今まで母が
選択してきた結果が
色々な病気を
引き起こしたのだから
冷たいようだが
自業自得である。
私は何度も
母を叱り宥め…色々説得したが
自宅介護中
それを振り切ったのは母
そして、
甘やかしたのは亡き父だ。
全く…とは思うが
それが、
母と父の選択した人生だから
私はなにも言わない。
呆れてはいたが。
